元グラフィックデザイナー歴2年。
これからグラフィックデザイナーとして再就職し、
10年以上のベテランを目指していました。
しかし、グラフィックデザインの仕事って私は面白くないんですね。
最近、業務委託でチラシを作りました。
作っていて感じたことは、
「面倒」
「興味が無いことを頭で考えるのは苦痛」
というネガティブなものでした。
そして、無事に業務委託を終え、
次にクラウドワークスでチラシの仕事を3件応募しました。
なんと、結果待っている時に、
「全部落ちますように」
「仕事受注したくない」
と思ってしまいました。
そして見事全部落ちていて、
「やったー!」と大歓喜!
なぜ今まで面白くないグラフィックデザインの仕事をしていたのか。
最初は楽しかったです。
パッケージデザイン、カフェメニューが特に楽しくて、
終電まで残業しても全然平気なくらい夢中になっていました。
(でも残業したくないから定時で帰れるデザインの仕事を選んでいましたが…)
それぐらい好きだったんだけど、飽きてしまいました。
全部やり切った感があります。
次は、
新しいことをしたいのです。
私は究極の飽き性!
仕事も3年以上続いた経験ゼロ!
同じことの繰り返しのルーティンが大の苦手です。
しかし10年以上グラフィックデザインの経験を積めば、
大ベテランとして社会的に評価されることに執着していました。
「ディレクター」になれば出世です。
昔から、「先生」「師匠」「師範代」の響きがカッコよくて憧れていました。
過去のスキルを伸ばして1つに極めてプロになっている方が羨ましくて、
デザインの仕事に執着していました。
デザインで今後会社に貢献したいことが特に思いつきません。
とにかく年収上げてお金稼ぎたいのが本音でした。
元々グラフィックデザインに興味持ったきっかけは、
大学卒業後に雑貨販売員をしていた時、雑貨デザイナーと出会い、
「雑貨デザイナーになりたい!」
と憧れを持つようになりました。
しかし自分には無理という心のブロックがあり、
雑貨デザイナーは難しいから、
比較的就職しやすいグラフィックデザイナーを目指しました。
一時期、稼げそうなwebデザイナーやプログラマーにもなりたいと思ったけど、
動機はマネーですね¥¥¥
「雑貨デザイナーは稼げない」
「稼げるのは一部の多摩美とか武蔵野いくような美術エリートだけだろ」
という心のブロックで、なるべくお金になりそうな仕事ばかり選んでいましたね。
しかし、自分自身の哲学がしっかりとあれば、
創造する雑貨は魅力的になり、人を惹き付けるのではないかと思うようになりました。
哲学もないただのお洒落なだけの雑貨は世の中腐るほどあり、
生まれてはすぐに廃ります。
逆にロングセラーになる程良いものには必ず奥深い哲学があります。
雑貨を作るには、まずは哲学を極める必要があり、
他にも心理学、自分が心の底から好きなものを徹底的に追求する必要があります。
確かに私はグラフィックデザイナーが得意で適職です。
でも本心ではそこまで情熱がないのですね。
自己啓発本で「好きより得意を仕事にしろ」という言葉があり、
なるべく好きなことを避け、得意で地の足を踏めるよう、安定を求めてきました。
なんかそれも私にとっては違う言葉だったなと気づきました。
やっぱり好きで情熱がないと仕事にできないですね。
後悔したことは、
20代のうちに雑貨デザイナーとして挑戦すればよかったことです。
しかし、もう20代には戻ることはできません。
34歳の今からでも自分の好きなものを作れば全然問題ないです。
過去の後悔、未来の不安なんてただの幻想です。
忘れるくらい「今」に集中しておかないといけませんね。
「心から本当に好きなもの」
たくさんあるけど本当に好きなものって避けがちですね。
最近、それがわかりつつあります。
もう自分の心に正直に生きていきます。
※雑貨デザイナーになりたいと書きましたが、
テキスタイルデザイナー、ファッションデザイナーなど、
立体的なプロダクトをつくることに興味があります。
何をしたいのか決まっていないので探し中です。