「コンプレックスを強みにする」
社会的に成功された方からよく聞く言葉です。
私のコンプレックスは、小学生の頃、目が一重だったことです。
高校生になってから自然と二重になりました。珍しい方かもしれません。
兄も中学生あたりから急に二重になりました。
当時は一重の自分が大嫌いで、二重の目の大きな子に自慢され悔しかったです。
目の大きな子ばかりモテていて可愛くて羨ましかったです。
小学生の頃の私は男顔で、たまに男に間違われたくらい目が細い。
クラスの男子からは女子扱いされないし、完全なる非モテでした。
それを悩んでいた私に、母親から、
「冨永愛さんは目が細くて背が高く可愛い系ではないけど、それを強みにして有名なモデルになったそうだよ」
と言われて初めて、冨永愛氏の存在を知りました。
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当時は、「カッコイイ女性だな。コンプレックスに負けないで強いな」と憧れの感情があったのを覚えています。
その影響もあり、小学生の頃はモデルに憧れていましたが、
背が高くないのと、食事制限が無理だったのであっさり諦めました。
冨永愛氏は、最近メディアでよく見かけるようになり、
たまたま図書館で本を見つけたので読んでみました。
負けず嫌いでメンタル強い方だなという印象です。
コンプレックスが他の場所では強みになったいい人生モデルで、
私のコンプレックスもどこか場所を変えたら強みになるのではないかと勇気をいただきました。
私のコンプレックスは細かすぎるところです。
とにかく細かいことにこだわります。
・ソファのクッションの角度が少し違うと違和感を感じいつも正している
・庭の植木鉢の位置を毎回バランスよく配置しないと気が済まない
・トイレットペーパーを積み重ねて補充するとき、1ミリもずれないように置く
この細かすぎる性格が人に嫌がられることも多く、
周りからちょっと変な人扱いされ、仕事でも人間関係のトラブルになったり嫌でした。
夫は逆に大雑把すぎるのでバランスとれています笑
でもグラフィックデザイナーの仕事を始めてから、
逆にこの細かすぎる性質がプラスに転じ、役に立つことが多くて自信がつきました。
デザインのレイアウトが1mm変わるだけで、変化を感じる特殊能力があります。
他にも、この繊細さで、
相手の思っていることを見抜く能力があり、
ほとんど詐欺や悪い人に騙されることがありません。
相手が私に好意を持っているか、嫌いかもわかります。
恋愛は上手くいくことが多くて、現在良いパートナーに恵まれています。
でも逆に
他人と関わるときに知らなくてもいい余計なことまでわかってしまい、
傷ついて落ち込むことも多いです。
なので人と会話するとかなり疲れてしまい、
メンタルに余裕が無い時はキレて余計なこと言ってしまったり、
それでクビになったり、
会社員として働いていた頃はかなり苦労しました。
何かコンプレックスで悩んでいること、
それが強ければ強いほど、
どこか知らない他の場所では、かなり人の役に立っているスーパー人間かもしれません。
もし今の環境がコンプレックスばかり目立ち、
辛い思いを多く感じるのであれば、
思い切って場所を変えてみるといいかもしれません。
思い切ってできない状況であれば、
小さいことから少しずつ環境をかえてみるのもいいでしょう。
勇気を持てた本でした。
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他にもモデルの世界を覗けて面白かったです。
冨永愛氏が行っている美容法も書いてあり、参考になりました。