今年のお盆は妻である私だけ帰省しませんでした。
帰省といっても日帰りで行ける距離なので、寝泊りはしないのですが、
子どもが生まれてから行くようになりました。
今回、家族揃って帰省しなかった理由は、
メンタルが疲れるからです。
義家族と仲が悪いわけではないのですが、
私は義家族との食事が毎回疲れてしまうから会う回数を減らすことにしました。
今までは母の日、父の日、敬老の日(義祖父母)には必ず子どもを連れて、
贈り物を欠かしませんでした。
なので5月の母の日、6月の父の日、9月の敬老の日は、義実家に会うので、
8月のお盆はもういいかなと思ったのがきっかけです。
義家族に会うと疲れる理由は、
いい妻、いい母を演じないといけないからです。
夫の3歩下がり控えめにし、子どもをしっかりと教育する。
その方が義実家にウケがいいのです。
本音はもういい妻、いい母でいることに疲れて、家では雑です。
私自身が世間の求めるいい母、いい妻像が大嫌いなのもあります。
逆にバリバリ働いて自由な生活を目指しているのですが、
私の両親はそれを求めずに、キャリアなんてどうでもいいから、夫を立てるいい妻、子どもをしっかりと教育するいい母でいることを喜びます。
どうしても実家での
「女は子育て、家事できて一人前」
「夫を立てて、子どもをしっかりと躾けるのがいい妻で、良い母である」
と教わり育ってきたから、
義実家に会うと上の呪いの言葉がどうしても思い出してしまうんですね。
(もちろん実家とも距離を置いています)
あとは、義実家の方が金持ちで社会的地位も高くて、
「私の親族見下されてるな~」
と感じる発言が結構あり、我慢していたのですがもう限界です。
父の日、母の日、敬老の日、すべて私のお金で贈り物をしていたのに、
向こうからいただくのはいつも家の余りもの。
こんなことが積み重なり、ずるずると関係を持つのも嫌なので、
ルールを決めました。
これからは少なくとも、
毎年1回は会うようにし、それ以外は会うつもりは一切ないです。
お墓参りも今まではお正月とお盆には義実家の方もきちんと行っていましたが、
次からは夫と子どものみで行くことに決まりました。
これで心身がスッキリし快適です!
義実家は嫌いではないのですが、距離が近かったのもあり疲れていたのでしょう。
「いい妻、いい母でいること」は日本社会の言葉の呪い
だと思います。
令和の今ではさらに結婚しても働いて税金をおさめるのがいい女性として、
バリキャリワーママがもてはやされています。
そりゃ政府も税収を増やすためそうせざるを得ないからですよね。
ですのでネットニュースなどのメディアを見ると、
「ワーママvs専業主婦」
「専業主婦を見下すワーママ」
と呪いの言葉でもちきりです。
でもネットニュースやガルちゃんに行かなくなり、
心の平安を保てています。
メディアに触れると、
世間からも理想とされる女性を目指してしまいがちです。
さらにそういう考えを持った方と関わるのも精神衛生上良くありません。
少なからず夫の母は「専業主婦を見下す人」確定なので、
今の状況で関わると常に心の傷が癒えません。
なのでメディアだけでなく、私自身が居心地のよくないものにはしばらく距離を置くことにしています。
専業主婦でいることに罪悪感もつ必要は一切ありません。
多様性であるこの時代に、専業主婦・無職であることを見下すのは、おかしい流れだとおもいませんか?
そもそも見下すような相手とは離れる方がいいです。
人間、無職である期間は多かれ少なかれありえます。
(終身雇用も無くなってきているのでまさにそうでしょう)
無職期間は人それぞれで、無職の苦しさから逃れるために今焦って職を見つけても続くのは難しいです。
私は、無職から抜け出すという執着を捨てて、無職を楽しんでいます。
読書三昧。
最近、禅語にハマっています。